クライシスギア 感想

イラストに惹かれたのと、『このバトルノベルがすごい!』という
帯の文句で衝動買いしたものの、正直言ってイマイチでした。


まず、主人公の慎が弱すぎる。ここまで厨二設定にしたのなら、
もっと無双でも良かったはず。
まあ、他の特防のエージェントもほとんど見せ場も無くやられて、
弱かったけど。主人公の友人っぽいヤツがイラストにも描かれず、
あっさり殺されたのには驚いた。


敵も単に頭のおかしい底の浅いキャラで残念。
主人公の同僚を皆殺しにしたという設定があったのに、
それが情報でしか書かれなかったのも、拙かった。
皆殺しの場面がきちんとあれば、もう少し箔が着いたかも知れない。


女の子キャラもイラスト以上の魅力は感じられなかった。
そして、気が付いたのが、
『良家のお嬢様ヒロイン』
『頭の良い世話焼き幼なじみ』
『ちょっとエロい隣人のお姉さん』
某『紅』と設定が被ってる。
六大財閥っていうのも、裏十三家っぽいと思ったし。
まあ、こういう設定とネーミングは『紅』以前からもあるし、
今さらだけど。


二巻出てるけど、もう読まなくていいかなあ。