クライシスギア 感想
クライシス・ギア 緋剣のエージェント・九重 慎 (クライシス・ギアシリーズ) (スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 三上康明,白井鋭利
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/05/24
- メディア: 文庫
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イラストに惹かれたのと、『このバトルノベルがすごい!』という
帯の文句で衝動買いしたものの、正直言ってイマイチでした。
まず、主人公の慎が弱すぎる。ここまで厨二設定にしたのなら、
もっと無双でも良かったはず。
まあ、他の特防のエージェントもほとんど見せ場も無くやられて、
弱かったけど。主人公の友人っぽいヤツがイラストにも描かれず、
あっさり殺されたのには驚いた。
敵も単に頭のおかしい底の浅いキャラで残念。
主人公の同僚を皆殺しにしたという設定があったのに、
それが情報でしか書かれなかったのも、拙かった。
皆殺しの場面がきちんとあれば、もう少し箔が着いたかも知れない。
女の子キャラもイラスト以上の魅力は感じられなかった。
そして、気が付いたのが、
『良家のお嬢様ヒロイン』
『頭の良い世話焼き幼なじみ』
『ちょっとエロい隣人のお姉さん』
某『紅』と設定が被ってる。
六大財閥っていうのも、裏十三家っぽいと思ったし。
まあ、こういう設定とネーミングは『紅』以前からもあるし、
今さらだけど。
二巻出てるけど、もう読まなくていいかなあ。