イガジョ！ 感想

イガジョ! (富士見ファンタジア文庫)

コートを砂漠化させる、コートを緑化させる、
ボールにトゲを生やす、ワラ人形を使って相手を動けなくする、
といった奇想天外な能力を駆使して、くのいち達が
裏の春高バレー優勝を目指すという内容です。
バレーボール版少林サッカーといったところでしょうか。

この作者、おそらく少年ジャンプ的な要素がもの凄く好きなのでは
ないかと思います。
過去のシリーズ、『どかどかどかん』『ＥＭＥ』からも
そういったところが見受けられますし。
只、『どかどかどかん』はＤＢ＋ワンピース的なノリだったので
良かったんですが、『ＥＭＥ』はシリアスな組織もので
ジャンプ的な要素があまり合っていない感じがしました。
今回のイガジョ！は最初から最後までスポコン＆おバカなノリで
世界観を壊すことなく書けており、作者の特徴が良く
出ていたと思います。

でも、この作品以降、音沙汰無し……。『どかどかどかん』も
『ＥＭＥ』も面白いんだけどなあ。
作者の近況を知っている方、いらっしゃれば誰か連絡を下さい。

どかどかどかん (富士見ファンタジア文庫)

EME BLACK〈1〉口を開く魔王の迷宮 (富士見ファンタジア文庫)

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