ミカヅチ 1巻 感想

ミカヅチ (MF文庫J)

ミカヅチ (MF文庫J)

ほぼ、二ヶ月振りのラノベ感想。
榊一郎の描くダークヒーローもの。
この人の作品を読むのは
デビュー作、『ドラゴンズウィル』以来だったりします。
読む前に登場人物紹介のカラーページで吹きました。
『逆木慎一郎』『迫水純一』
って、作者本人と『大迫純一』じゃねえか!
やたら、ダンディで渋く描かれているし。
ちなみに自分は二人とも、某専門学校でお会いしたことが
あります。両先生、お元気でしょうか?



1巻の内容は、物語のプロローグという感じ。
人間の身体を乗っ取る化け物『ヤドリキ』という存在がいて
それを秘密裏に狩る組織『ミカヅチ』というのがあります。
特撮の好きな方なら『仮面ライダーカブト』の
『ワーム』と『ゼクト』を思い浮かべると分かりやすいです。
主人公の高校生、神薙紅蓮はかつて『ミカヅチ』に仕えていた
一族の生き残りで両親は『ヤドリギ』を単独で倒せる強化兵士、
『修羅奇兵』を創ろうとしていました。
ということは当然、紅蓮は修羅奇兵な訳で
ヤドリギ』との戦いに巻き込まれていくのでした。


おおまかに言うと、こんな話。
さすがベテラン、手堅いという印象です。

ヤドリギ』の存在は外部に漏れてはならない。
殲滅にはある程度の人数が必要。
すると、目撃される可能性が高い、近年の
インターネット、携帯電話の発達でそのリスクはさらに
上がった、ということで単独で『ヤドリギ』を
倒せる存在が必要で、それが修羅奇兵。
この辺の設定も違和感無く受け入れられ、練られているなあと
思いました。


紅蓮の周りの人間関係はかなりドロドロとしており、
今後それが物語にどう絡んでくるかもポイントですね。
おそらくかなりの鬱展開になると予想します。

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