ガジェット 感想 ネタバレあり

スニーカー大賞優秀賞作品。
スニーカー本誌で五、六年新刊を出していないのに、
『小説に命をかける男』と言われていた
ヤスケンが褒めちぎってたヤツです。


世界は神のみている夢、神が夢に退屈して目を覚ますと世界は
終わる。神に作られた精霊は神を退屈させない為、
世界を面白くする存在、端末(ガジェット)を作った。
端末は『衝動』により行動し、それに逆らうことはできない。
端末には『果実』というものがあり、他の端末の果実を
食べると端末の使命から開放される。
端末に端末を殺すことはできない。
しかし、バグった者は例外。


主人公、天巡翔は美少女、周防真白に呼び出された屋上で
神と遭遇する。
神は真白を端末の呪縛から開放することを翔に命じ、
特殊能力『傷』を与える。
真白は翔を好きになった影響でバグってしまい、
端末としての記憶を無くしていた。
さらにバグった真白の補正プログラムとして出現した
真白の双子の妹、黒乃はバグった端末は
他の端末に狙われるので真白を守れと
翔に言う。


冒頭から専門用語連発、伏線張りまくりで訳がわかりません
でした。
あらすじを読んだ時点では『マトリックス』みたいな
話かなあと思っていたのですが、登場人物のジレンマ、
葛藤がメインの話でした。
主人公、天巡翔は決してヒーローではなく
最終的に真白を守る理由が好意というより
見捨てることができないという罪悪感で
人間的だったと思います。
後、敵役端末二人が抱えていたジレンマも
切なくて良かったです。


ヒロイン、真白とリトはあざと過ぎてイヤでした。
黒乃とみさおさんはいいキャラしてたと思います。
恐怖の叔母、楓さんもどんな見た目か、挿絵で見たかった。

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