ザ・スニーカー 立ち読み 相剋のフェイトライン 感想
![the Sneaker (ザ・スニーカー) 2009年 08月号 [雑誌] the Sneaker (ザ・スニーカー) 2009年 08月号 [雑誌]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61ROOtbms-L._SL160_.jpg)
the Sneaker (ザ・スニーカー) 2009年 08月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2009/06/30
- メディア: 雑誌
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いつ以来だろう?
秋田禎信、水野良、岩佐まもる。何もかもが懐かしい。
スニーカー小説大賞(何回目か忘れた)で大賞受賞作が
出たらしいです。それと安井健太郎がまだ選考委員を
やっていることに驚きました。
『んなことしてるヒマがあったら、ラグナロクの続き
書けや!ヤスケン!』
むしろ、続きを書けないから選考委員をしている
のでしょうか?
![相剋のフェイトライン (HJ文庫) 相剋のフェイトライン (HJ文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51JWhHY68-L._SL160_.jpg)
- 作者: 翅田大介,kaya8
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2009/05/01
- メディア: 文庫
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デビュー作かと思いきや、これが2作目で前作
『カッティング』がシリーズ4巻まで出てるので
結構キャリアがあります。
近未来、新横浜難民居留地で何でも屋を営む少年
真神キョウジは、空から降ってきた謎の少女、
ナインを守る羽目に陥り、箱舟と呼ばれる組織の
エージェント、神楽ジンと戦うことになる。
世界観はいろんな作品が混じっている感じ。
予言者は『マイノリティリポート』
東京境界壁は『仮面ライダーカブト』を思い出した。
能力者に関しても普通の異能力バトルと変わらない
なあと思ったが、キョウジの炎の使い方、
爆発を利用して走るスピードを上げるなどは
今までに無いパターン?(あったらスイマセン)で
面白いと思った。
(爆裂歩法(ばくれつほほう)は言い辛い。歩行じゃ
駄目なのか?
『火神の○○!』っていうのはカッコ悪い。
ライバルキャラ・神楽ジン、敵キャラ斬人はこういう
ヤツよくいるよなあという印象の域をでない。
『二十二枚の切り札』って多いなあ。
タロットカードだから、戦車とか吊るされた男も出てくるのか?
ジャンプだったら、全員出す前に打ち切られるぞ。
物語のキモは、現在を生きるキョウジ、過去に囚われる
ナイン、未来を求めるジン、3人の生き方の対比。
最終的に過去がないことに苦しむナインにキョウジが
説教するというよくある話でした。
ナインの過去、ジンのお姉さん、幻影獣など伏線を
残したまま物語は続きそうな感じで終了。
総評。
普通の異能力バトル物。クライマックス辺りは先が
読め過ぎて盛り上がれなかった。
王道は悪いことではないが、見せ方・演出に一工夫がないと
ツライ。
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