ザ・スニーカー 立ち読み 相剋のフェイトライン 感想

the Sneaker (ザ・スニーカー) 2009年 08月号 [雑誌]

the Sneaker (ザ・スニーカー) 2009年 08月号 [雑誌]

紐で閉じられていないの久々に見ました。目を通すのは
いつ以来だろう?
秋田禎信水野良岩佐まもる。何もかもが懐かしい。
スニーカー小説大賞(何回目か忘れた)で大賞受賞作が
出たらしいです。それと安井健太郎がまだ選考委員を
やっていることに驚きました。
『んなことしてるヒマがあったら、ラグナロクの続き
書けや!ヤスケン!』
むしろ、続きを書けないから選考委員をしている
のでしょうか?



相剋のフェイトライン (HJ文庫)

相剋のフェイトライン (HJ文庫)

アクション物ぽかったので買ってみました。
デビュー作かと思いきや、これが2作目で前作
『カッティング』がシリーズ4巻まで出てるので
結構キャリアがあります。


近未来、新横浜難民居留地で何でも屋を営む少年
真神キョウジは、空から降ってきた謎の少女、
ナインを守る羽目に陥り、箱舟と呼ばれる組織の
エージェント、神楽ジンと戦うことになる。


世界観はいろんな作品が混じっている感じ。
予言者は『マイノリティリポート』
東京境界壁は『仮面ライダーカブト』を思い出した。
能力者に関しても普通の異能力バトルと変わらない
なあと思ったが、キョウジの炎の使い方、
爆発を利用して走るスピードを上げるなどは
今までに無いパターン?(あったらスイマセン)で
面白いと思った。
(爆裂歩法(ばくれつほほう)は言い辛い。歩行じゃ
駄目なのか?
『火神の○○!』っていうのはカッコ悪い。


ライバルキャラ・神楽ジン、敵キャラ斬人はこういう
ヤツよくいるよなあという印象の域をでない。
『二十二枚の切り札』って多いなあ。
タロットカードだから、戦車とか吊るされた男も出てくるのか?
ジャンプだったら、全員出す前に打ち切られるぞ。


物語のキモは、現在を生きるキョウジ、過去に囚われる
ナイン、未来を求めるジン、3人の生き方の対比。
最終的に過去がないことに苦しむナインにキョウジが
説教するというよくある話でした。
ナインの過去、ジンのお姉さん、幻影獣など伏線を
残したまま物語は続きそうな感じで終了。


総評。
普通の異能力バトル物。クライマックス辺りは先が
読め過ぎて盛り上がれなかった。
王道は悪いことではないが、見せ方・演出に一工夫がないと
ツライ。

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