続きが読みたいもったいないラノベ

前回の打ち切りラノベというのは、後ろ向き過ぎたので
タイトルを前向きにしてみました。

ラッシュ・くらっしゅ・トレスパス! (富士見ファンタジア文庫)

ラッシュ・くらっしゅ・トレスパス! (富士見ファンタジア文庫)

『殺×らぶ』シリーズなどの風見周デビュー作。
スチームパンク世界で繰り広げられる潜入屋トレスパスの
ドタバタアクション。
潜入屋という一風変わった設定、個性があり役割が
ハッキリとした主人公5人。
新人とは思えないほどのまとまりと完成度を誇る作品。
結構気になる伏線もあったので今でも続きが読みたい。
2巻で打ち止めはもったいない。

[rakuten:ubook:10355012:detail]
かつては『トリニティブラッド』と双璧を成していた
スニーカー文庫の看板作品。新刊が出なくなって何年だっけ?
『剣』の視点で話を進めるという独自の手法で
激しい戦闘描写を可能にした、かなりの衝撃作品だった。
ところが5、6巻辺りから張られる伏線、新たな敵の登場に
話の進行速度が追いつかなくなってくる。
執筆速度も落ちてきて、同時にやっていた雑誌連載も休止。
現在は11巻で打ち止めだが、他の続きの出ない作品と
違うのは人気が無いから出なくなったのではないということ。
作者個人の事情かも知れないが、どうしても勢いで
書き進めた結果、伏線を回収できずに手詰まり、という理由を
想像してしまう。


それでも何年待っても最後まで読みたい作品であることには
変わりないので今年こそはと期待はしている。

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