パララバ 感想 ネタバレあり

パララバ―Parallel lovers (電撃文庫)

パララバ―Parallel lovers (電撃文庫)

電撃小説大賞金賞受賞作。

あるきっかけで二つの平行世界に離れてしまった高校生の男女。
会うことのできない二人は携帯電話で連絡を取り合いながら、
世界が分かれてしまった原因を探って行く。

最初は単なるラブストーリーかと思いきや、ミステリー要素の方が
強かった。そのせいか、恋愛部分はあっさり過ぎ?
結局、主人公は相手の気持ちを知ることができなかった。
こういう物語だから、これでいいかと思う反面、もう少し何かあっても良かったかなとも思う。でも、読後感は悪くない。

キャラクターではラメルさんが良かった。リアルで地味なキャラ達の中で一番ラノベっぽいキャラだったし。

切ない、泣ける系の恋愛物が好きな人にオススメ。

最後に、作者は高畑京一郎の『タイムリープ』に触発されたとあとがきに書いてるけど、どっちかといえば乙一の『君にしか聞こえない』に近い気がした。

きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)

きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)

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