ありえねえが実現? 小説版うしおととら② ネタバレあり

うしおととら 2 (ガガガ文庫R)

うしおととら 2 (ガガガ文庫R)

まさか、『関守日輪(せきもりひのわ)』メイン話が
本当にあるとは。嬉しいけど、マジでびっくり。

『風霜に舞うひとひら
前回と同じく、日常シーンが面白い。
「いい?私は本当はやりたくないんだからね!
紫暮様のお願いだから、仕方なく付き合って
あげるんだから……」
ツンデレキャラ全開、日輪。でも、この作品が書かれた頃は
まだツンデレという言葉は無い。
うしおをシゴく日輪が最高。
鬼涙六条棍(きるいろくじょうこん)ってスゲエ名前。
後、うしおと麻子が観てたB級映画
『女人抹殺拳・対決8人のドラキュラ』がミョーに気になる。
今回は人質になることも無く、一人で戦い、
きっちり活躍する日輪。でも、服を切り裂かれるのはお約束。
前回は切ない終わり方だったが、今回はハッピーエンドで
良かった。

『妖病棟』
麻子メイン。病院と妖怪の相性が良いという事がよく分かる話。
1作目がギャグ・バトル要素が強かったのに対し、
ホラー色が強く恐怖演出が多かった。
特に防空壕に入ったことで妖怪に追われ死んだ
子供三人の話、ベッドの下から出てくるヤツは怖すぎ。
ロングヘアー麻子。うしおは良いと言っていたが、麻子は
やっぱりショートボブだよな、と思う。

復刻版ということだったが、充分に楽しめた。
中山文十郎の作品が他にもあれば読みたいと思う。

にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ

よければクリックお願いします。