放課後の魔術師 ネタバレあり

去年『デビルズダイス』を読んで以来の久々の
スニーカー作品でした。

イギリス帰りの少年、秋津安芸と女子高生、播機遥が
繰り広げるラブコメ&魔術バトル。
二人のキャラを中心に使った一人称というのは、
推理小説を思わせる。

転校生と思いきや、実は教師だったという安芸の設定は良い。
教師と女子生徒って何か燃えるものがあるし。
超絶ニブイのは、ラブコメ作品のお約束。
遥はもっと今時の軽いノリの女子高生だと思ってたら、
結構しっかりしたキャラだったのは意外。
にしても才能があるとはいえ、いきなり魔術を使えるのは
ちょっとやり過ぎかと。20カ国語を操れるってのもスゲエ。
敵キャラのイドは印象が弱い。イラストも
シルエットだけだし、容姿の描写もあんまり無いので
イメージが湧かなかった。
他人を利用していろいろ画策し、終盤で出張るも余裕を
かましてやられる。何か小物っぽい?

論理魔術の設定。
ようするに『可能性』というエネルギーがあれば何でも
可能ということか。絆創膏の『可能性』を引き出せば、
傷を早く治せるとか。
それにしても、いちいち香音を通さないと使えないのは
面倒だなあ。
安芸個人では大したことはできないみたいだし。

2巻以降への伏線が結構、あったので続きも読んでみようと
思います。スニーカーは、最近不作のイメージが強いので
頑張ってほしいです。

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