魔神館事件 夏と少女とサツリク風景 感想

サブタイトルで乙一先生のデビュー作を思い出した。
作者がファンなのだろうか?


山奥の洋館に集まった人間が十二星座の見立てで
次々と殺されていく。
非常にワクワクするシチュエーションです。
キャラも一癖あって面白いし、
途中までは文句無しに面白い。


只、事件の真相部分が賛否が分かれるところだと思います。
ここを読み手がどう思うかで作品全体の評価が
決まります。
ちなみに自分はどうにも納得いかなくて、否でした。
キャラと雰囲気は良いだけに勿体無いですね。

ブラックブレット 感想

評価は、まあまあかなあ。面白いとは思うけど、好みではないって
ところでしょうか。


世界観・設定は『アーク9』に似ているけど、しっかりと作られて
いると思います。
暗い殺伐とした物語になりそうなところを、キャラクターでバランスを
取ろうとしていますね。
個人的に一番良いと思ったのは、敵の蛭子 影胤(ひるこかげたね)。
見た目と武器の名前がとんでもない厨二病のオッサン。
今後も強敵として主人公を苦しめてほしいです。

パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から 感想

三連続で似鳥鶏先生の作品ですが、とりあえずこれで打ち止めです。


評価は、可もなく不可もなくってところでしょうか。
トリックはごく普通。他のシリーズと比べて、
キャラが大人しめですが、起きる事件も暗いのでバランスは
取れているとは思います。
一話完結で、事件編、解決編の流れがきっちりしているので
戦力外捜査官よりドラマ向きかなという感じがします。
智が刑事を辞めた理由が明かされていないので、
続きが出るんでしょうね。

ダチョウは軽車両に該当します 感想

似鳥鶏先生の、動物園ミステリー第二弾。

前回は桃本君と鴇(とき)先生の二人だけで事件を追う形でしたが、

今回から服部君、七森さんも捜査に加わり、賑やかになりました。

特に服部君のブレないドS・外道っぷりは、面白い。

七森さんは可愛い設定があざとくて、ちょっと苦手。

もう少し、普通の女の子っぽい方がいい。

今の所は、鴇先生の方が魅力的に見えます。

トリック、事件の真相にそれほどの驚きはありませんが、

キャラが立っていて読みやすいシリーズ。

戦力外捜査官で人気が出たら、こっちもドラマ化して欲しいなあ。

戦力外捜査官 姫デカ海月千波 感想

文庫版が出たんで、購入。

似鳥鶏先生は、葉山君のシリーズでファンになり、このブログでも

何度か、取り上げてきました。

この作品はドラマ化も決まっているそうで、期待半分・不安半分で

読み始めたのですが、微妙ですね。


主人公、海月と相方、設楽のやり取りはそれなりに面白い。

でも、海月の推理力が発揮された部分は放火事件がカモフラージュで

あることを見破ったところぐらいしか印象に残らなかったし、

物語のテーマが冤罪事件と重く、ラストの犯人とのやり取りでは

海月よりも他の刑事が目立つというアンバランスなものでした。

後、冤罪事件の真犯人が捕まっていないのが、納得いかない。


全体的にキャラとテーマが巧く噛み合っていない感じがします。

海月のようなキャラが主人公ならもっと軽い話が読みたかったです。

日本シリーズ 第七戦

東北楽天ゴールデンイーグルス、日本一おめでとうございます。
9回はマー君が締めて、綺麗に終わりましたね。
巨人は最後まで打線が振るわず、3勝できたのが不思議なくらいの
チーム状態でした。
初回のコントロールが定まらない美馬を捕らえ切れなかったのが
響きましたね。
選手層では圧倒的だったのに、楽天の執念にやられたという感じでした。
楽天救援陣は最後までマー君、則本におんぶに抱っこで来年以降はこの辺りが
課題ですね。
来年はマー君いないだろうし、則本も疲労が心配です。

日本シリーズ 第六戦

驚きました。楽天マー君でまさかの敗北。
途中でスプリットが落ちなくなり、直球を狙い打たれたという
感じでした。
それでも160球で4失点完投はさすがという他ありませんが。
坂本、高橋、ロペスに当たりが出始めた巨人と対照的に
楽天打線は元気がありませんでした。
第五戦で死球を食らった藤田の不調が痛かったように思います。
さあ、泣いても笑っても残り1試合となりました。
今日、楽天が田中で勝って日本一になると思っていたので
MVPの行方もさっぱり分からなくなりました。

楽天の日本一の場合、投手から出るなら、美馬か則本の
どちらかしか無いですね。
明日、2勝目を上げたら確定かと。
打者の場合はいい所で打っている銀次。

巨人が日本一の場合は、明日もセーブか勝投手ならマシソンでしょう。
打者は打ってない人が多すぎるので分かりません。

では、明日の決戦を楽しみにして今日は休みます。