ルースターズ 感想

この作品は、2000年のドラゴンマガジン増刊に載ってた
読み切りが元で(原題:ロマンシングルースターズ
当時、これは面白そうだと期待していたんですが、その後まったく
音沙汰が無く、まさか12年後になって出るとは驚きです。


時代は多分19世紀辺りの架空のヨーロッパ、ジェスター(自惚れ屋)と
名乗る怪盗と、右腕が銃になった青年レミーが秘宝を巡って冒険を
繰り広げるというストーリー。


出るのが、10年遅かったなあ、旬を逃したなあ、というのが
正直な感想ですね。
物を引き寄せる魔法という発想は面白いものの、
主人公の決め技が魔法のコインをベルトに入れて発動、というのは
平成の仮面ライダーみたいでどうにも安っぽいです。
何気に小ネタ・パロディが多いしなあ。
ジョジョ・T2・赤影・ドロンボー三悪


話の展開として、中盤からジェスターが出てこなくなり、
ずっとレミーが出ずっぱりというのも、残念。
レミーのポジションはヒロインにして、ジェスターの活躍を中心に
読みたかった気がします。