眼鏡っ娘の謎 理由あって冬に出る 感想

理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)

理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)

ラノベっぽい表紙に惹かれ、買いました。
内容は学園青春ミステリーですね。文化部の集まる芸術棟に
幽霊が出るというウワサがあり、それを主人公の葉山君と
文芸部の伊神さんが解決するというストーリー。



トリックに関してはそれほど驚きは無かったものの、
登場人物のキャラが立っていて、予想以上に面白かったです。
探偵役の伊神さんは変人、推理に没頭すると人の話を聞かない、
というステレオタイプの探偵役ですが、演劇部の柳瀬さん、
葉山君の悪友ミノ辺りが良いキャラしてました。
葉山君も表紙イラストでは気が弱そうな感じですが、
結構良いツッコミをしています。



最後にこの作品最大の謎は『表紙の眼鏡っ娘は一体誰なのか?』ということです。
最初は自分が見落としているだけと思っていたのですが、
作中の文章で眼鏡をかけているという描写のある女子が
いないのです。
他の方のブログの書評でも話題になっていました。
自分は最初、伊神さんが実は女という可能性も考えていましたが、どうやら違うみたいだし。
親しげな様子からして、柳瀬さん説が有力なのかなあ。

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