ゴールデンタイム① 感想ネタバレあり
![ゴールデンタイム〈1〉春にしてブラックアウト (電撃文庫) ゴールデンタイム〈1〉春にしてブラックアウト (電撃文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51%2BXZBLlBHL._SL160_.jpg)
- 作者: 竹宮ゆゆこ,駒都えーじ
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2010/09/10
- メディア: 文庫
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『とらドラ!』で一世を風靡した竹宮ゆゆこ先生の新作。
イラストもヤス先生から駒都えーじ先生に変わりました。
タイトルはおそらく、学生時代=黄金時代、一番楽しい時期と
いうことで付けたんだと思います。
自分は大学に行っていませんが、サークル勧誘などの
騒がしさ、楽しさは十二分に伝わってきました。竹宮先生の
こういう描写は本当に巧いと思います。
今回のヒロイン、加賀香子は大河とは違うベクトルの迷惑美女。
ツンデレではなく自分の欲望に素直というか、積極的なキャラ。
バラの花束で殴りかかる登場はインパクトがありました。
その香子の片思いの相手、柳澤光央は言動、行動に若干
イラッとくるところがありましたが、香子のことを
真剣に考えた上で拒絶しているというところは意外でした。
実際、香子の行動は訴えられかねないようなものなので
本当はすごいいいヤツなのかも知れません。
主人公、多田万理は見た目も性格も人畜無害なキャラですが、
高校を卒業する前までの記憶が無いという設定を
背負っています。
本当の万里が肉体から抜けていった、幽体離脱のような感じの
ような描写がありますが、冒頭と最後の展開から考えるに
過去とリンクしている可能性もありますね。
ラストに大学の先輩が万里の元同級生で二人は付き合っていた
のでは?という大きな伏線も引かれました。
二巻まで少し間が空きそうですが非情に楽しみです。
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