ハンザスカイ 30話 感想

ハンザの危機に颯爽と現れたのは、空手部主将、青柳でした。
ハンザが止めるのも聴かず、不良をなぎ倒していく青柳。
「あんたの拳まで汚れちまう!」
とハンザが叫ぶのも意に返しません。

一方、菅野先生の昔語りは続いていました。
穂波を守る為に拳を振るった空手部員はこう言ったそうです。
『仲間を守れない拳ならいらねえ』
ここで穂波が凄く満ち足りた乙女のような顔をして、
次に青柳の仁王立ちシーンが入りました。

「クソッ!この辺はこんなヤツばっかりかよ!」
と吐き捨て、逃げていく不良ども。
何故、自分を助けたのかと訊くハンザ、
「何度も言わせるな。お前は俺のかわいい後輩だ」
と青柳。
練習行くぞ、と歩いていきます。
この辺は普通に良い場面です。

道場に戻ったハンザ、どんな顔でみんなに会えば良いのかと
戸惑いますが、意を決して頭を下げます。
さて、部員の反応は。
「ハンザ君は悪く無いから」
大谷さん。
「仕方ないよな、同じ状況なら俺だって戦ってた」
野田。本当か?と突っ込みたくなります。
「私は、弱いヤツは嫌いだ。でも、仲間の為に身体を張れる
ヤツは大好きだぞ!」
穂波。
一応、ヒロインらしく締めました。

後日。菅野先生はいつのだか分からない教頭と飲みに行って
胸を触られている写真を教頭に見せて、
ハンザの処分を取り消させていました。
終わりです。



暴力事件だの、出場停止だの、散々大騒ぎした挙句、
その解決はたった1ページでした。
顔を見せない校長は重要キャラとかバベルが空手部を
守る為に退部するなど、深読みしていた自分が
恥ずかしくなるぐらいあっさりと収束してしまいました。
結局、ハンザの成長を描きたかったのか、空手部の過去を
描きたかったのか、よく分からない中途半端な
エピソードでしたね。

次からは新展開になるのでしょうが、
そろそろ県大会に入るのかなあ?
佐倉さんは入部エピソードを省いて、既にマネージャーに
なってそうだし。
このまま、迷走を続けたらまた打ち切られそうだなあ。