蒼穹のカルマ 1巻 感想

蒼穹のカルマ1 (富士見ファンタジア文庫)

蒼穹のカルマ1 (富士見ファンタジア文庫)

富士見ファンタジア文庫、売り出し中の新人。
6/19に5巻が発売とデビューから一年半でかなり早い
刊行ペースです。



内容は無敵のヒロイン大暴れという実に富士見ファンタジア
らしい作品です。
異世界に飛ばされて魔王をボコボコにしたりとか、
うっとおしいしゃべりの人形キャラは昔の神坂一
思わせます。
鉄面皮の美女→姪っ子のことになると見境が無くなるという
極端な落差、ギャップが生み出す笑いはツボにハマれば
デカイが一本調子になると飽きられる危険性も秘めているので
今後、どういう風に笑いを生み出せていくか気になります。

本筋がファンタジーでありながら『タイムリミットが
迫っているのに騒動に巻き込まれまくる』という映画などに
ありがちなコメディを下敷きにしているため、
天翔機関、空獣などの設定が本編とあんまり関係無いのは
残念でした。
最後の必殺技ででっかいヤツを倒すところはカッコ良かった
ですけどね。



良くも悪くも設定、ストーリー以上にキャラの魅力で
引っ張っていく感じの作品ですね。
おそらくこれからの富士見の看板になるのではないでしょうか。


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