ふたりの距離の概算 感想 ネタバレあり
古典部最新刊が待望の文庫化。
表紙がリバーシブルになっていて、裏側には
アニメ氷菓の絵が描いてあります。
千反田と伊原の体操着姿が拝めますが、
ブルマで無いのが非常に残念です。
内容ですが、新入部員に関わる話でマラソン大会に
参加しながら奉太郎が謎を解くという話です。
事件性が強かった『クドリャフカの順番』と
違い、人の心を推理するのがメインなので
話のスケールが小さいし、結局、真相が
分かってもどうすることもできないという
後味の悪さが残りました。
普通だったら、次の巻で解決するんだろうけど、
多分このままだろうなあ。
アニメ版の評判も結構良いみたいですが、
アニメ化されたことでの原作への影響が
ちょっと心配だったりします。
触発されて、変な方向に作風が変わったりしなければいいけど。
![ふたりの距離の概算 (角川文庫) ふたりの距離の概算 (角川文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51q3sZqcpLL._SL160_.jpg)
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/06/22
- メディア: 文庫
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