ふたりの距離の概算 感想 ネタバレあり

古典部最新刊が待望の文庫化。
表紙がリバーシブルになっていて、裏側には
アニメ氷菓の絵が描いてあります。
千反田と伊原の体操着姿が拝めますが、
ブルマで無いのが非常に残念です。


内容ですが、新入部員に関わる話でマラソン大会に
参加しながら奉太郎が謎を解くという話です。
事件性が強かった『クドリャフカの順番』と
違い、人の心を推理するのがメインなので
話のスケールが小さいし、結局、真相が
分かってもどうすることもできないという
後味の悪さが残りました。
普通だったら、次の巻で解決するんだろうけど、
多分このままだろうなあ。


アニメ版の評判も結構良いみたいですが、
アニメ化されたことでの原作への影響が
ちょっと心配だったりします。
触発されて、変な方向に作風が変わったりしなければいいけど。

ふたりの距離の概算 (角川文庫)

ふたりの距離の概算 (角川文庫)