さよなら妖精 感想

さよなら妖精 (創元推理文庫)

さよなら妖精 (創元推理文庫)

ユーゴスラビア人の少女、マーヤと高校生達の二ヶ月の
交流を描いた青春小説、と言った感じでしょうか。

日本の文化に興味津々のマーヤが抱いたちょっとした日常に挑むという構成は、同作者の古典部シリーズに近いものがあります。
登場人物も似通っているので、古典部ファンの方はすんなり入り込めるのではないでしょうか。正に自分がそうですし。
只、終盤はユーゴスラビアの内戦について、突っ込んで書かれており、重く難しい話になります。
主人公の挫折、無力感がキツイですね。

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