さよなら妖精 感想
![さよなら妖精 (創元推理文庫) さよなら妖精 (創元推理文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51076TYQYPL._SL160_.jpg)
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/06/10
- メディア: 文庫
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ユーゴスラビア人の少女、マーヤと高校生達の二ヶ月の
交流を描いた青春小説、と言った感じでしょうか。
日本の文化に興味津々のマーヤが抱いたちょっとした日常に挑むという構成は、同作者の古典部シリーズに近いものがあります。
登場人物も似通っているので、古典部ファンの方はすんなり入り込めるのではないでしょうか。正に自分がそうですし。
只、終盤はユーゴスラビアの内戦について、突っ込んで書かれており、重く難しい話になります。
主人公の挫折、無力感がキツイですね。
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