ひとりぼっちの王様とサイドスローのお姫様 感想
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ひとりぼっちの王様とサイドスローのお姫様 (メディアワークス文庫)
- 作者: 柏葉空十郎
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2010/02/25
- メディア: 文庫
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女子の高校野球出場が認められている架空の世界で
女性投手綾音と幼なじみの巧也が一緒に甲子園を目指すという
物語です。
正直、最初に読み始めた印象はあんまり良くありませんでした。
文章は堅いし、高校野球に関するウンチクや理想と現実、
ありがちな陰湿ないじめなどが描写されており、
前半はイライラする展開が続きます。
それが中盤で綾音と巧也が勝負する辺りから持ち直して
きます。綾音の投球術、野球部員の能力を見極めつつ、
ポジションを決めていくところなどは野球オタクとしては
堪りませんでした。
陸上部出身でいきなり150キロ台の速球を投げるという
マンガチックなキャラもいるし、初の試合内容は出来過ぎ
だろうとも思いましたが、前半のイライラ展開を吹き飛ばす
爽快感があったのでまあいいかと。
既に2巻が出てるみたいなので明日、買いに行きます。
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