ハンザスカイ 15話 感想

ハンザスカイ 1 (少年チャンピオン・コミックス)

ハンザスカイ 1 (少年チャンピオン・コミックス)

今週のチャンピオンは『バキ祭り』だわ、『ケルベロス』、

バチバチ』はいい引きで終わっており、『来週が気になって

仕方がねー』って感じでした。週刊少年誌はこうでなくっては!

さて、今週のハンザスカイは如何に?



冒頭、練習試合に出たいと言って、耳を引っ張られるという

古典的な方法で穂波に怒られるハンザ。

白帯のペーペーが試合に出るなど、十年早いとかクドクド言われ

ますが、青柳部長はあっさりOKを出します。

相手も峰岸を先鋒で出してくるのでこっちもハンザを

ということです。ハンザVS峰岸がいきなり実現。

ワクワクしながら、グローブ・防具の準備を始める

ハンザですが、試合場のラインを観た途端、ビビって

トイレに駆け込みます。「試合が怖え……」

そこにやってきたのは、穂波。男子トイレでも臆せず

入ってきます。

ハンザの胴着の紐を結んでやりながら、厳しくも

優しく言い聞かせる穂波。

「負けたからと言ってお前の空手が終わる訳じゃないだろう?」

そして、ビビッていたのがウソのようにいつもの調子を

取り戻すハンザ。

「どうせなら勝って来るわ」と笑顔で言います。

ついに試合開始。

いきなり上段蹴りを放ってくる峰岸。

青柳の解説によると結構、高等技術のようです。

一方的に攻められるハンザですが、闘志の衰えはありません。

青柳と同じ蹴りが得意なタイプか、と冷静です。

そして、俺にはこれしかねえ!とラストに放った

穂波直伝、中段逆突きが炸裂!峰岸と激しくぶつかりあった

ところで続くです。



今週は連載が始まって一番の良回でした。

初めての試合で緊張するハンザとそれを励ます穂波という

構図が良かった。紐を結んでくれるところは

母親、世話焼き女房って感じで。

最後の見開きでの中段逆突きは迫力、表情共に

文句なしに熱くてカッコいいシーンでした。

只、ちょっと展開が速すぎる気もします。

試合のルールの説明が欲しかったなあと。

穂波と和解した辺りから話のテンポが良くなっていますが、

これは編集部から何か言われたのか、それとも佐渡川氏の

自主的な判断なのか。

後者であることを望みます。